2020年のスギ・ヒノキ花粉 飛散終了時期の見通し
2020年04月10日17:46
2020年シーズンの花粉飛散状況まとめ
2020年シーズン これまでの振り返り
スギ花粉の飛散ピーク期間は、東京は2月17日~23日(昨年は33日間、ピーク開始は昨年より8日早い)、大阪は2月21日~24日(昨年は11日間、ピーク開始は昨年より11日早い)でした。どちらも昨年見られたような顕著なピークは現れませんでした。
スギ花粉とヒノキ花粉の総飛散量(3月末まで)は、東京は2502.1個(昨年の同時期と比較すると40%程度)、大阪は1031.0個(昨年の同時期と比較すると30%程度)でした。
総飛散量が少ない理由
昨年ほどの明瞭なピークが現れなかった理由としては、暖冬の影響により、休眠打破がうまくできた木は飛散開始が早まりましたが、できなかった木は飛散開始が遅れたことで、一斉に飛散開始しなかった上、花芽総数も少ないためと考えられます。
飛散終了時期の見通し
その他の西日本と東日本の各地と東北地方も飛散開始が例年より早く、飛散開始後も気温が高く経過しているため、4月末までにはスギ、ヒノキとも飛散が終了する見込みです。4月下旬頃からシラカバ花粉が飛散開始となる北海道では、5月半ばまで飛散が続くでしょう。